医療法人 明宝会 日本橋みどり眼科クリニック

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ブルーライトの悪影響について

BLUELIGHT

ブルーライトの悪影響について

ブルーライトが角膜に及ぼす影響について

近年LEDやパソコン・スマートフォンの普及によりブルーライトによる影響が急速に増えており、それによる悪影響も指摘されております。ブルーライトによる角膜への影響をお知らせします。
40歳以上で1日8時間以上PCやスマホを使用されている方がブルーライトの影響で黄斑変性症が増加しております。
当院では、Agmin OCT CIRRUS6000を導入し早期発見に努めております。自覚症状(ゆがむ、見えづらいなど)が出てくると完治は困難になります。
初期の段階で発見されれば治療可能になりますので、心配な方は早めの検査をお勧めしております。
お気軽にご相談下さい。
ブルーライト暴露による角膜細胞への影響
ブルーライトの照射により、角膜の細胞生存率が有意に低下したという報告があります。
特にCL装着者やドライアイの方では角膜に障害が起こるリスクが高いと報告されています。
ブルーライトの強度が強くなると、角膜の細胞生存率がより低下します。
また、ブルーライトの暴露時間が長くなることでも角膜の細胞生存率がより低下します。
ブルーライト暴露による角膜の炎症への影響
ブルーライトの暴露により、角膜で炎症性サイトカインが増えることが報告されています。
ブルーライトに暴露することで、目の炎症が起こりやすくなると考えられます。

ブルーライトから目を守るために

  • ①就寝の1時間前から室内を薄暗くし、スマートフォン、PC、テレビの操作は控え、できるだけ午前0時までに就寝しましょう。
    ※理想の睡眠時間は7時間です。また、睡眠4時間前には食事を終了するのが望ましいです。
  • ②スマートフォンやPC、メガネのフィルター、サプリメントの摂取などでブルーライトをカットしましょう。
  • ③電車の中でスマートフォンを見ると電磁波が増強するのでなるべく控えましょう。
ルテインについて
ルテインは、緑黄色野菜に多く含まれる、強い抗酸化作用を有するカロテノイドの一種です。
眼の網膜や水晶体などに多く存在し、加齢などによる眼の酸化を防いでいます。
加齢黄斑変性の治療にも長年に渡り用いられており、ブルーライトから目を守る作用もあります。
当院では、強力な抗酸化成分である「ルテイン」配合のサプリメントを取り扱っております。
ルテインの働き
ルテインは黄斑色素として、「抗酸化作用」だけではなく「青色光の吸収作用」によって黄斑部を守っています。

ブルーライトが目に及ぼす影響について

~第52回日本眼炎症学会 学術奨励賞受賞論文~
青色光暴露による酸化ストレスによって生成されるMDA(マロンジアルデビト)がヒトAMD(加齢黄斑変性)眼のRPE(網膜色素上皮)/脈絡膜で増加して慢性疾患を惹起することが確認された。
抗酸化サプリメントを内服したところ、滲出型AMD患者の血清MDA濃度が低下した。
青色光暴露によってヒトRPE細胞に参加ストレスが生じ、慢性炎症を惹起してAMDが発症すること、青色光暴露によるAMDの進行を予防するために抗酸化治療を行うことが重要であると考えられた。

網膜の影響

ブルーライトの暴露により、視細胞、網膜色素上皮細胞の脱落が報告されています。
このメカニズムとして酸化ストレスを抑えることが重要となります。
また、加齢黄斑変性で確認されるドルーゼンと呼ばれる沈着物は、上記の反応による生成物とも考えられます。
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