医療法人 明宝会 日本橋みどり眼科クリニック

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緑内障

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緑内障

緑内障の症状

一般的に緑内障では、自覚症状はほとんどなく、知らないうちに病気が進行していることが多くあります。視神経の障害はゆっくりとおこり、視野(見える範囲)も少しずつ狭くなっていくため、目に異常を感じることはありません。急性の緑内障では急激に眼圧が上昇し目の痛みや頭痛、吐き気など激しい症状をおこします。時間が経つほど治りにくくなるので、このような急性閉塞隅角緑内障の発作がおきた場合はすぐに治療を行い、眼圧を下げる必要があります。
最新の研究で緑内障の進行に酸化ストレスや睡眠が関係していることが判明しました。当院では、細胞の酸化ストレスを確認できます。
早期発見・早期治療
多くの場合、自覚症状がない緑内障に対して、最も重要なことは早期発見・早期治療です。一度障害された視神経をもとにもどす方法はなく、病気の進行をくい止めることが目標となります。したがって出来るだけ早期に緑内障を発見し、治療を開始することが大切です。 当院ではOCT(眼底三次元画像解析)と前眼部OCTを導入し、今までより早期に発見できるようになりました。また日本医科大学付属病院の緑内障外来と連携しております。

緑内障の種類

緑内障にはいくつかの種類があります。眼圧が高くなる原因によって主に原発緑内障、先天緑内障、続発緑内障に分けられ、原発緑内障はさらに開放隅角緑内障、閉塞隅角緑内障に分けられます。
原発開放隅角緑内障
房水の出口である線維柱帯が徐々に目詰まりし、眼圧が上昇します。ゆっくりと病気が進行していく慢性の病気です。
正常眼圧緑内障
眼圧が正常範囲(10~21mmHg)にも関わらず緑内障になる人がいます。これを正常眼圧緑内障と呼び、開放隅角緑内障に分類されます。近年行われた全国的な調査の結果から、緑内障の約6割が正常眼圧緑内障であり、また欧米にくらべて日本人に多いらしいことがわかりました。
原発閉塞隅角緑内障
隅角が狭くなり、ふさがって房水の流れが妨げられ(線維柱帯がふさがれて)、眼圧が上昇します。慢性型と急性型があります。前眼部OCTで今までより正確に早く診断できるようになりました。
先天緑内障
生まれつき隅角が未発達であることからおこる緑内障です。
続発緑内障
外傷、角膜の病気、網膜剥離、目の炎症など、他の目の疾患による眼圧上昇やステロイドホルモン剤などの薬剤による眼圧上昇によっておこる緑内障です。

緑内障の治療

緑内障の治療は病気の進行をくい止めるため、眼圧を低くコントロールすることが最も有効とされています。治療法としては薬物療法、レーザー治療や手術が一般的です。レーザー治療や手術を受け、眼圧が下降しても、その効果が維持されるとは限らず、再度手術を行う場合もあります。
※当院では、薬物療法のみになります。レーザー治療や手術が必要な場合は、専門病院へ紹介いたします。
薬物療法
眼圧を下げるために使われる薬は、主に房水の産生量を減らしたり、房水の流れをよくする薬です。まず点眼薬からはじめ、最初は1種類の薬で様子をみながら、途中で変更したり、また2~3種を併用することもあります。

緑内障チェック

緑内障は視神経繊維の脱落により視野障害が生じる病気で、悪化すると失明する危険があります。早期発見、早期治療がもっとも大切です。自覚症状が出る前に発見しましょう。
※以下の症状が3つ以上ある方は、受診をお勧めします。
  • 遺伝
  • 強度近視
  • 頭痛
  • 嘔吐
  • 冷え性
  • 低血圧
  • 成人病
  • 眼痛
  • 40才以上の方
  • 1日8時間以上のOA作業を10年以上されている方
※特に強度近視の方は約5倍、OA作業を長時間される方は約1.8倍緑内障、遺伝歴がある方は9倍緑内障になりやすいというデータがあります。また、レーシック後に緑内障と診断される方が増えています。

40才以上の5%(20人に1人)以上が緑内障のリスクがあります。
異常がなくても40才になったら検査を受けましょう。
緑内障の検査について
健康診断や人間ドックで『緑内障』・『視神経乳頭陥凹拡大』(ししんけいにゅうとうかんおうかくだい)の疑いを言われた方は、予約の上、受診下さい。高性能のZEISSのOCT(三次元画像解析)と前眼部OCTを導入しましたので、今までより早期に緑内障を発見する事ができます。予約のお電話いただければ検査もスムーズに行えます。日本医大の緑内障外来と医療連携しております。お気軽にご連絡・ご相談下さい。
※予約がない場合、必要な検査が当日にできませんので、必ずご予約下さい。
お問い合わせ
03-3517-1133